海とデッドマン

エンジニア歴5年、フリーランス、デッドマン

フリーランスエンジニアを名乗るつらみ

 先々月あたりからいよいよフリーランスエンジニアとして活動を始めており、完全リモートのみ、という条件に飛びついたはじめての案件もようやく満了できた。これでようやくおれも卵のカラを破ってフリーランスヒヨコエンジニアにはなれたということになる。先ほどの案件のおかげで、おおよそ1,2カ月の間生きる資金もゲットしたわけだし、問題は次の案件をどう勝ち取るかということである。

 そう、それが最大の問題なのである。前回幸運にも友人の紹介で、PHP,mysql,html,cssなどを使ったwebサービスのプロトタイピングという仕事を受注できた。次がない。フリーランスを名乗れるほどコンスタントに仕事をしているわけでもない現状、フリーランスエンジニアとして堂々とお仕事を取りに行っていいのか多少の不安が胸に燻る。そもそもどこを探せば良いのか、どんな条件の案件を探すべきか。

 少々調べてみて理解したことなのだが、例えばLP制作の依頼があった場合、平均10万以上の金額が動く。デザイン料、コーディング料、テスト料、保守料など、LP制作で動くお金はそのなかでも細分化されている。どこからどこまでを俺がやるのか、やれるのか。なかなか難しいところだ。完璧なデザインが完成されていて、もう画像を並べつつレスポンシブになるよう気を遣ったコーディングをする、という場合においても、ページの長さや細かい条件によって貰うべき金額は変わってくる。10,000円しか支払われない仕事に五時間も六時間もかけてしまっては赤字になってしまうし、複数端末複数ブラウザでのテストとテスト結果報告をこちらでやれと言われると正直一日で終わるかどうか怪しい。

 月30万くらい貰えて無理のない案件がいくつかコンスタントに入ってくればいいな、とは思うが案件はあちらからは飛んでこない。自分から掴みに行かなければならない。自分から掴みに行く場所も探すのが難しいわけだから、なかなか困難な生活だ。

 というわけで俺は、フリーランスエンジニアの活動はそのままに、正社員や派遣のお仕事も積極的に探しながら生きていくことにした。

PHPチョトデキル、お仕事下さい